ガイアへの手紙

ガイア・私達の母なる地球へ 

 

母なる地球、私達のお母さん…

 

私達には誰でも、お父さんとお母さんがいて、

私達は誰でも、みんな愛されてこの世に生れて来た命。

 

私達は、この大宇宙の中、過去にも未来にも存在しない

今、この時を生きているたった一つの命。

 

そう、私達自身が、この大宇宙の奇跡なのですよね。

 

そして、私達、人間だけでなく、生きとし生けるすべての命が

大宇宙の奇跡。

 

その何百、何千億の奇跡の命を宿す

あなたは、なんという奇跡なのでしょう。

 

母なる地球、私達のお母さん…

 

あなたは、私達、人間がどんなに悪さをしても

黙って、耐えて、見守りつづけ、私達に無条件の愛を

惜しみなく与えてくれています。

 

自分達の欲のために、木を切り倒し、鉱物を掘り起こし、水を汚し、

この星の兄弟姉妹であるはずの、他の生き物を物のように扱い、殺しても

あなたは、ただ、ただ、黙って、私達人間のすることを見守っているだけ。

 

愚かな私達は、自分達の欲のために、同じ人間同士も殺しあい、

戦争で、人も大地も傷つけてきました。

 

私達人間は、今や、命の組み換えをしたり、天候まで自分たちの都合で変えたり、地震や津波やハリケーンを武器にしようとさえしています。

 

あなたからみれば、自分の可愛い子供たちが殺し合い、憎み合う姿をみるのは

とても痛ましいことでしょう。

それでもあなたは、黙って、ただ、ただ、見守って、惜しみない愛を

私達、すべてに、平等に注いでくれています。

 

そんなあなたの愛に甘えて、私達人間は、なんと傲慢になってしまったことでしょう。

 

ごめんなさい。

本当にごめんなさい。

 

そんなあなたのために、今、私達はいったい何ができるのでしょうか。

 

 

私の可愛い子供たちへ (ガイア・あなた達の母より)

 

今、多くの私の子供たちが気づきはじめてくれたことを

とても嬉しく思っています。

 

でもね、正直言って、今、私はとても苦しいの。

 

私にとっては、あなた達、人間だけでなく、

空を飛ぶもの、平原を走るもの、地を這うもの、水を泳ぐもの、すべての命が愛おしい。

もの言わぬ花や木や石でさえ、私の可愛い子供たち。

 

なのに、人間達は、自分達だけが

他の命を支配し、自然を支配できるもののように思いこんでしまった。

 

そのことが、私にはとても悲しい。

 

でも、私はあなた達に、どうしなさい、とは

けっして言わない。

 

他の命を傷つけ、私の体を痛めつけて、一番困るのは

あなた達なのだということを、あなた達自身が気づくのを待っているだけ。

 

もしも、あなた達、人間が、自分達で自分達自身が住めないような星にしてしまったとしても、私は人間のいなくなった世界を、私のやり方で浄化して、新しい命を産みだして楽しむでしょう。

 

私の愛する子供たちよ。

 

私は、私のために悲しんでいるのではありません。

私の苦しみは、あなた達の苦しみなのです。

 

私は、愛する子供たちの苦しみを見るのが悲しいのです。

 

だから、私のために悲しむよりも、自分達のために目覚めなさい。

 

自分がどんなに愛されているかを知りなさい。

自分の命の尊さを想いなさい。

そして、生きとし生ける私の子供たち、すべてが私にとって尊いのだということを

いつも忘れずにいてくださいね。

 

そうすれば、自ずと自分が進むべき道が見えるはず。

 

それが、あなた達が、私にできることなのですよ。

 

あなた達が、お互いに尊び、分かち合い、愛し合った時

私は、さらに美しく輝くでしょう。

 

私の愛する子供たちよ。

 

ありがとう…