ここもホピ族のご先祖様
モティシーノムの人々が
暮らしていたところ
岸壁の左の上の方に、石を積み重ねてできた
住居跡が見える
右手の岩盤の下を通って、反対側に抜け
水が湧き出している
そこの水を用水路として
その先に畑を作っていた
ホピの一部の伝説によると、
なにか天変地異が起きたときには
ここへくれば、生き延びられるという
今でも変わらず清らな水が流れている
サボテンの実を集め
メスキートの房を粉にし
スコワッシュ、豆、
手のひらほどの大きさのトウモロコシを植え
コットンを栽培し
真っ青な青空の下で
平和に暮らしていた人々
大地は生きとし生ける
すべての命との
分かち合いの場なのだ
大地は人間が所有するものではなく
生かされていることに
感謝を捧げる場であるはずなのだ
なにを争うことがあろう
夏の終わりの入道雲が
今は昔と
笑っていた